夢みたいな話ってネット上にあるよね、って話。
ほら、
「好きなことをして稼ぐーっ!」
みたいな。
あれって社畜生活に疲れたとき、心にグッとくるよね。
「あー、おいらも好きな時に起きて、シャレたコーヒーでも飲みながらアフィリエイトやりてー!」
って。
でもな、
そんな風に「好きなことを仕事にする」ってことは
めちゃんこ難しい。
っておいらは思っている。
それはなぜか?
ってことについて、つらつらと書いてみたいから、まあちょっくらお付き合いのほどよろしくっすわ。
そもそも、
好きなこと
ってなんだろう。
それを考えてみることからはじめよーじゃねーか。
そもそも仕事を「好き」か「嫌い」かを判断するにはどうすればいいのか?
その答えはシンプルで、
まずはやってみないとわからない。
になる。
やりもしないで、最初から「スキー!!」とか「キライー!!」ってなるほうがおかしいじゃんね。
で、やってみた結果、面白いと感じる。
それはそれでいい。
だが、多くの人が勘違いするのは、
面白い=好き、だと感じてしまうこと。
これは大きな間違いだ。
「面白い」と「好き」は決してイコールにはならない。
面白いと感じることは意外と簡単だ。
例えば、流行りだからといってフットサルをちょこっとかじってみる。
ちょこっと山に登ってみる、
ちょこっと料理教室に通ってみる、
「面白い」という感情は、ちょこっと程度のアクションで十分感じることができるんだよな。
ノリ、といえばそんな感じ。
”ファッション”で色々かじるリア充が使いがちな表現だな。
「好き」は違う。
一通りやってみて、習熟する。
そこから生まれる感情が「好き」。
「面白い」とは深さが違うんだわ。
LIKEとLOVEくらい、な。
「面白い」から「好き」という感情に変わるまでの過程では
「本当に自分にはこれが合っているのかな~」という迷い、
「キツイ」「もう辞めたい」という挫折、
そんな感情の動きは避けることができない。
多くの人はそこで辞めてしまう。
だから、「面白い」とは思っても「好き」までにはならない。
つまり、だ。
面白いという感情も、辞めたいというネガティブな感情も色々経験し、習熟した仕事。
これこそが「好きな仕事」なんだよな。
嫌いという感情を知って、それでもなお続けることができている。
だから、心の底から「好き」と言えるんだよ。
さて、
あなたが思う「好きなことを仕事にする」。
それ、本当に好きなことなの?
ただ単にちょこっとかじった程度で「面白い」と思うだけのレベルなんじゃねーの?
一回でいいから自分に聞いてみるといい。
もし、「面白い」程度のレベルのことを仕事にしたいのであれば注意が必要。
それが「嫌い」になったとき、投げ出してしまう可能性があるからな。
ネット上には夢みたいな話がゴロゴロ転がっているよ。
大切なのことはそれに流されない「本質を見る目」だ。
ツイッターを見ていると、なんだか楽しそうで、華やかで、キラキラしている奴がたくさんいる。
でもな?
上っ面だけを真似しようとしても、それは情弱への第一歩にしかなんねーんだ。
自分の「好きなこと」すらハッキリしてねーのに、なんとなーくフワッとした綺麗な言葉で「面白い」レベルのことを「好き」と勘違いしちゃダメ。
とことんまでやってみて、「嫌い」とまで思う。
そこまでのレベルで仕事に取り組まないと、本当に「好きなこと」なんて見つからないからな?
「好きなことをして稼ぐーっ!」
わかる。
とっても魅力的だ。
でも、これは
「面白いと感じることをして稼ぐ」
ではないからな。
繰り返しになるが、時にはしんどいこともあるし、嫌になることもある。
人間と同じなんだよ。
好きな人にも嫌なところはあるし、ムカつくこともあるさ。
でもさん、それも含めて一緒にいるし、そういう嫌なところも赦せるから
「愛している」
そんな風に言えるんじゃねーのか?
好きなこと。
それは、楽なことではない。
好きでいることも努力が必要なんだよな。
甘い言葉に惑わされるんじゃねーぞ?
おいらがいいたいことはそれだけだ。