うっす!
おっさんハックだ!
ツイッターを見ていると、プロブロガーになる奴ってほんと多いなと思うわ。
「note売れましたw たった〇日5万円売り上げ達成!」
「今月のPV〇〇万達成!月収10万達成!!」
みたいなつぶやき見てたら、
「よーっし!パパもこんなブラック企業退職して、さっさと自由でフリーダムなイケてる人生歩むぜーーー!!」
って思うのも仕方ない。
ただし、だ。
本気でプロブロガーになりたいのであれば安易なキャラ設定は避けておけ!
そうお前に忠告をしてみたいと思う。
プロブロガーが安易なキャラ設定を避けるべき理由
プロブロガーになる。
これ自体、俺は何ら否定派しない。
ただし、安易にキャラ設定をしていては長期的にプロブロガーとして活躍することは難しいと思う。
理由を簡単に説明するわ。
ブログの始まりはとても楽しいはずだ
例えば、あんたが「会社を辞めて月収100万円を目指すブロガー」というキャラでブログを始めたとする。
そうすると、この「会社を辞めて月収100万円を目指しているブロガー」というキャラ(=ブランド)としてユーザーに認知され、それに対してファンがついていく。
「へえー!頑張ってるやつもいるんだ!」
「どうせうまくいかねーよw」
そんな風にネット上で賛否両論まきおこしながら、だんだんと存在感を増していく。
ブロガーとして一番楽しい時期かもしれない。
問題はここから、だ。
結局ユーザーはお前のキャラに飽きてしまう
実際に月収100万円を達成したとする。
本来であればこれでハッピーエンド。
「よーっし!月収100万円を達成したし、ファンもたくさんいる。俺の人生うまくいきすぎーw」
そんな風に明るい未来を想像するが、実際はそうはいかない。
100万円に到達した途端、ユーザーはお前に対して興味をなくすからだ。
「ああ、よかったね。」
「おめでとうございます!」
そんな言葉ともに、お前に対して持っていた熱を失っていく。
お前のキャラに飽きてしまうからだ。
これはどんなキャラ設定をしても同じ。
避けることはできない。
キャラに飽きてしまう理由は現実との整合性が取れていないから
なぜ飽きるのか?
それは、最初にファンになった時と現実の状況に乖離が発生するからだ。
今回の例でいえば、100万円を達成するために頑張っているお前の姿に共感してファンになったのに、それを達成してしまった。
ただの”100万円を稼ぐおっさん”になったお前のファンでいつづける理由はなくなるからだ。
これはどんなブロガーにだって言えることだ。
「都会から田舎へ移住」
「借金〇〇〇万円」
「アフィリエイトで奮闘中」
「新卒3日目で退社」
色んなキャラ設定があるが、現実の状態がそれと乖離した途端、ファンは離れていく。
もう面白くないわ、と。
冷静に考えてもみろ。
都会から田舎へ移住したブロガーが好きだとしても、そいつが都会に戻って「やっぱり六本木で飲むのは最高w」なんて言って派手で華麗な生活の写真をアップしたらどう思う?
借金〇〇〇万円持っていたブロガーが、借金を返し終わり平穏な日々を送るようになったとたん、これまで読んでいた記事に対して急に興味がなくなったような気にならないか?
つまり、結局のところ、ブロガーのファンは「人」についているように錯覚しがちだが、実は「その人の状態(=キャラ)」に共感している部分が大きい。
そこを勘違いして、
「俺自身に人気があるんだなー。やっぱ才能?w俺ってスゲーーww」
って天狗なってしまうと、プロブロガーとして活躍し続けることは難しくなる。
キャラで売っているとさらに「上」を行くキャラにやられるリスクがある
ネット上で自分が確立したキャラ。
そんなものは他のやつに驚くほどあっさりと抜かされる点もブログ運営のリスクとして考慮しておいた方がいい。
例えば、元会社員ブロガーのキャラとしてブログを始めたとする。
最初は物珍しさから想像していた以上に人気が出たりすることもあるだろうが、段々とそれが当たり前のものとして認知されていく。
すると、さらにその上を行こうとする奴がでてくる。
「会社員だあ?だったら俺は公務員だ!どうだ、すげーだろ?w」
という感じで、今度は元公務員ブロガーが生まれる。
すると、またさらにその上を行こうとする奴がでてくる。
「公務員だあ?だったら俺は国会議員だ!どうだ、すげーだろ?ww」
という感じ。
キャラが乱立し、猛烈なインフレ状態。
これが今のプロブロガー界隈だと思えて仕方ない。
どんどん派手で目立つようなキャラが湧いてきて、結局目立ったもの勝ち、キャラが立ったもの勝ち、みたいになってきている。
社会人経験ゼロの新卒でブロガーになる人間の背中を押すのはこうした空気感だ。
「誰もやっていない?これって目立つ?だったらやろうw」
みたいな。
ネットビジネス、アフィリエイトに参入する人口が増えた結果、コンテンツが飽和し、ブログ間の差別化が難しくなってきた。
差別化ができる手法を「誰が書いているのか?」という部分に求めるのはよくわかる。
ただし、キャラに頼ってブログ運営してると、それを超えるキャラが来た時に一気にユーザーからの興味を失うリスクがあることは覚えておいたほうがいいだろう。
まとめてみると、やはりコンテンツファースト
本気でプロブロガーを目指すのなら、まずはコンテンツで勝負してもらいたい。
これがおいらの願いだ。
自分が発する記事の中身でファンをつかんでほしい。
そうすれば自分よりも「上」のキャラが来ることを恐れずに済む。
違うフィールドで有利な状態で戦う、というのはこういうことだ。
安易なブランディング、キャラ設定、サロン運営、これらすべては
- 短期的な承認欲求
- キャッシュの安定
をもたらす。
ただし、そこに本質を学ぶ機会はない。
安易な方法でブロガー人生を謳歌している間に、じわじわと、確実にブロガーとしての寿命が縮まっているということも忘れてはいけない。
どの業界もプロとして飯を食っていくことは簡単ではない。
世の中には死ぬほど努力している奴がいる。
そんな死ぬほど努力する奴らと戦って勝ち抜いていくのがプロの世界だ。
安易なテクニック論に惑わされていては、短期的に稼げても長期的に稼ぐことは難しいだろう。
プロとしてブログを運営していくのであれば、まずはコンテンツ(=商品)を充実させ、その質をユーザーに認められるようになるべきだ。
コンテンツファースト。
使い古された言葉かもしれないが、本気でプロブロガーを目指すのあれば今一度思い返してほしい言葉でもある。
以上だ。
おっさんハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーック!!!!